世界のスポーツ選手年収ランキング:トップアスリートの収入事情に迫る

DAZN

スポーツ選手の年収は、その競技の人気や市場規模、個人の実力や知名度によって大きく異なります。世界的に見ると、サッカー、バスケットボール、野球、アメリカンフットボールなどの人気スポーツで、高額な年収を得ている選手が多数存在します。

本記事では、世界のスポーツ選手の年収ランキングを紹介します。各スポーツにおける年収トップの選手は誰なのか、その収入の内訳はどうなっているのか。データや専門家の意見を交えながら、トップアスリートの収入事情に迫ります。スポーツビジネスに関心がある方、アスリートを目指す方は必見の内容です。

世界のスポーツ選手年収ランキングトップ10

まずは、世界のスポーツ選手年収ランキングのトップ10を見ていきましょう。経済誌Forbesが発表した最新のデータによると、トップ10は以下の通りです。

順位選手名スポーツ年収(米ドル)
1コナー・マクレガー総合格闘技1億8000万
2リオネル・メッシサッカー1億3000万
3クリスティアーノ・ロナウドサッカー1億2000万
4ダック・プレスコットアメリカンフットボール1億700万
5レブロン・ジェームズバスケットボール9600万
6ネイマールサッカー9500万
7ロジャー・フェデラーテニス9000万
8ルイス・ハミルトンF1レーシング8200万
9トム・ブレイディアメリカンフットボール7600万
10ケビン・デュラントバスケットボール7500万

※出典:Forbes “The World’s Highest-Paid Athletes 2021"

このランキングを見ると、サッカーとアメリカンフットボール、バスケットボールの選手が上位を占めていることがわかります。1位のコナー・マクレガー(総合格闘技)の年収は1億8000万ドル(約200億円)と、他を大きく引き離しています。

ただし、これは選手の年収のみをランク付けしたものであり、スポーツ界全体の年収分布を表したものではありません。あくまでもトップ選手の例に過ぎず、各スポーツにおける一般的な年収とは異なることに注意が必要です。

スポーツ別の年収事情

次に、主要なスポーツにおける年収事情を見ていきましょう。スポーツ別に、年収の傾向や背景が異なります。

サッカー

サッカーは、世界で最も人気のあるスポーツの一つです。トップリーグのクラブでプレーする選手の年収は、数千万円から数億円に及びます。例えば、スペインのFCバルセロナに所属するリオネル・メッシの年収は、1億3000万ドル(約140億円)に上ると言われています。

サッカー選手の年収は、基本給の他に、試合出場料やボーナス、広告収入などが加算されます。また、移籍金も年収に大きく影響します。トップ選手の移籍金は、数十億円から100億円超の金額が動くこともあります。

ただし、サッカー選手の年収には大きな格差があるのも事実です。下部リーグの選手や、プロ契約を結べていない選手の収入は、ごくわずかです。サッカー選手の平均年収は、トップリーグとそれ以外では、大きな開きがあると言えるでしょう。

野球

野球は、アメリカと日本で特に人気の高いスポーツです。メジャーリーグ(MLB)の選手の平均年収は、400万ドル(約4億4000万円)を超えています。大リーグで活躍する日本人選手の年収も、数億円から10億円以上と高額です。

例えば、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手の年収は、850万ドル(約9億3000万円)と報じられています。ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手も、年俸2300万ドル(約25億円)の超大型契約を結んでいます。

プロ野球選手の年収は、契約金、出来高払い、ボーナスなどが含まれます。また、MLBでは、球団の総収入に連動して選手の最低年俸が定められているため、市場規模の拡大が直接選手の収入アップにつながる仕組みがあります。

バスケットボール

バスケットボールは、アメリカで最も人気のあるスポーツの一つです。NBAの選手の平均年収は、800万ドル(約8億8000万円)を超えており、他のスポーツと比べても高水準にあります。

例えば、ゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーの年収は、4500万ドル(約49億5000万円)と報じられています。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)やケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)も、4000万ドル(約44億円)以上の年収を得ています。

NBAでは、サラリーキャップ制度やルーキー契約など、選手の年収に関するルールが整備されています。また、選手会を通じた交渉により、収益の一定割合が選手の年収に反映される仕組みもあります。こうした制度面での後押しが、バスケットボール選手の高年収を支えていると言えるでしょう。

テニス

テニスは、世界中で人気のあるスポーツです。トッププレーヤーの年収は、賞金と広告収入を合わせて数千万円から数億円に上ります。

例えば、ロジャー・フェデラー(スイス)の年収は9000万ドル(約99億円)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は5500万ドル(約60億円)と言われています。女子プレーヤーでは、大坂なおみ選手(日本)の年収が5500万ドル(約60億円)と、男子トッププレーヤーに匹敵する収入を得ています。

テニス選手の収入の大部分は、大会の賞金です。四大大会(グランドスラム)の優勝賞金は、数億円規模になります。また、スポンサー契約や広告出演料も、トッププレーヤーの重要な収入源となっています。

ただし、テニス選手の収入は、ランキングに大きく左右されます。上位選手とそれ以外の選手との間には、収入面で大きな格差があるのが実情です。

トップアスリートに共通する収入の特徴

ここまで見てきたように、トップアスリートの収入には、いくつかの共通点があります。

  1. 年俸または賞金が収入の中心
  2. スポンサー契約や広告収入が大きな割合を占める
  3. 移籍金やボーナスが年収を大きく左右する
  4. 個人の実力やチームの成績が収入に直結する
  5. スポーツの市場規模や人気度が年収水準に影響する

特に、近年は、スポンサー契約や広告収入の割合が増えています。スポーツ選手は、競技力だけでなく、パーソナリティやキャラクター性でも評価されるようになっています。SNSでの発信力や、ファンとのコミュニケーション能力も、スポンサー価値を高めるポイントと言えるでしょう。

また、スポーツ選手の収入は、そのスポーツの市場規模に大きく影響されます。メディア放映権料や、スポンサー料の高騰が、選手の年収アップに直結するケースが少なくありません。スポーツビジネスの拡大が、トップアスリートの高年収を支える構図があると言えます。

まとめ

世界のスポーツ選手の年収ランキングを見ると、サッカーやバスケットボール、野球、テニスなど、人気スポーツのトップ選手が上位を占めています。彼らの年収は、数億円から数十億円規模に上り、一般的なサラリーマンの収入をはるかに超えています。

ただし、こうした高額年収は、トップ選手のごく一部に限られます。多くのアスリートは、年収数百万円から数千万円程度の収入で、懸命にプレーを続けているのが実情です。スポーツ選手の収入格差は、他の業界と比べても非常に大きいと言えるでしょう。

トップアスリートの収入は、年俸や賞金だけでなく、スポンサー契約や広告出演料など、多岐にわたります。個人の実力はもちろん、競技の人気度やビジネス規模、メディア露出度などが、収入に大きな影響を与えます。

今後、スポーツビジネスのさらなる発展により、トップアスリートの年収水準は上昇を続けるでしょう。一方で、スポーツ界全体の収入分配のあり方や、若手選手の育成・サポート体制など、課題も多く残されています。

スポーツ選手の高年収は、華やかな部分だけが注目されがちです。しかし、その背景にある厳しい競争や、アスリートの懸命な努力を忘れてはいけません。私たちは、スポーツに携わる全ての人々の貢献を正当に評価し、持続可能なスポーツ界の発展を支えていく必要があるでしょう。

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